法令

定期点検の点検記録の記載事項を整理する

危険物の規制に関する規則第62条の7に基づき、定期点検の点検記録に記載すべき事項を整理します。

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今回は5つの記述から誤っているものを選ぶ設問を題材に、定期点検の点検記録の記載事項を整理します。

例題

定期点検に規定する点検記録記載事項として、次のうち誤っているものはどれか。

  1. 点検を行った製造所等の名称
  2. 点検を行った製造所等の危険物の貯蔵・取扱量
  3. 点検を行った年月日
  4. 点検の方法および結果
  5. 点検を行った危険物取扱者の氏名

正解は (2) です。点検記録の記載事項に、貯蔵・取扱量は含まれていません。

根拠条文

定期点検の点検記録に関する記載事項は、危険物の規制に関する規則第62条の7に定められています。

法第十四条の三の二の規定による点検記録には、次の各号に掲げる事項を記載しなければならない。

一 点検をした製造所等の名称

二 点検の方法及び結果

三 点検年月日

四 点検を行った危険物取扱者若しくは危険物施設保安員又は点検に立会った危険物取扱者の氏名

条文が定める記載事項は、この4項目(施設の名称・点検の方法及び結果・点検年月日・点検実施者又は立会者の氏名)のみであり、「危険物の貯蔵・取扱量」を記載させる規定はどこにもありません。

各選択肢の検討

選択肢内容判定
(1)点検を行った製造所等の名称○ 定められている(規則第62条の7第1号)
(2)点検を行った製造所等の危険物の貯蔵・取扱量✕ 定められていない
(3)点検を行った年月日○ 定められている(規則第62条の7第3号)
(4)点検の方法および結果○ 定められている(規則第62条の7第2号)
(5)点検を行った危険物取扱者の氏名○ 定められている(規則第62条の7第4号)

なぜ(2)が定められていないか

点検記録の目的は、「いつ・誰が・どの施設に対して・どのような方法で点検し、その結果どうだったか」という点検の実施状況そのものを記録に残すことです。一方、施設で貯蔵・取り扱っている危険物の数量は、点検の実施状況とは別の情報であり、製造所等の許可申請書や台帳など、別の書類で既に把握されている事項です。点検記録にまで重ねて記載させる必要はないため、記載事項には含まれていません。

点検記録の記載事項まとめ

記載事項内容
製造所等の名称点検をした施設の名称
点検の方法及び結果どのように点検し、結果がどうだったか
点検年月日点検を実施した日付
点検実施者・立会者の氏名点検を行った危険物取扱者若しくは危険物施設保安員、又は点検に立会った危険物取扱者の氏名

まとめ

点検記録の記載事項は「施設の名称・点検の方法及び結果・点検年月日・点検実施者(又は立会者)の氏名」の4点に限定されており、危険物の貯蔵・取扱量は記載事項に含まれません。

参考文献